「無償化」と子どもの安全

政府が公表している「保育事故報告集計」では、2004年から20017年の14年間で死亡した子どもは198人です。

8割が睡眠中の事故で、その中の0~1歳児が8割だそうです。


事故発生率を施設で見ると、認可外保育施設での死亡事故の発生率は認可園と比べ25倍!


無償化の対象年齢の0~2歳児の低所得者層においても、保育の必要性が認定されれば4.2万円まで補助が出ること、低所得者層においては、非正規雇用や求職中の方も多く、認可には入る点数もなく、認可外を利用せざるを得ない場合もあります。


また、保育認定があれば、3~5歳は月3.7万円、0~2歳児の低所得者層4.2万円まで無料で一時預かりやファミリーサポートも利用できます。


「一時預かり」はなかなか利用しにくい地域もある一方でファミサポは気軽に利用できるという場合もあります。


もしもの時に。

現在、認可外である程度の基準を満たしていれば認可園と同じ独立行政法人日本スポーツ振興センターの災害救済給付制度の対象ですが、一部の認可外やファミサポは適用外です。


補償の在り方も違うし、スポーツ振興だと過失の有無にかかわらず保険が適用されます。



ファミサポ事業でお願いした乳児が死亡につながる事故が起きています。


ファミサポという仕組みはとっても助かるし、認可外施設でも、独自性を持ちとても素敵な園もたくさんあります。


預け先によって差がある事が問題。

無償化だけではなく、子どもの命と安全を平等に守る仕組みづくりも必要です。そして、協力する方、預ける側にも、こういった情報も持っていて欲しいです。

今仲きいこ ⇒NEXT 船橋

「守りたい」 その想いを声に。 “子どもたちの心にどんなことが刻まれて残っていくか。それは大人の責任です” (ウォルト・ディズニー)

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